平昌オリンピックに続いて、パラリンピックも終わりましたね。
以前と比べると、障害者スポーツも急速に注目を浴びるようになった気がします。
ランニングももちろん、障害者スポーツの一つとしてあります。
障害にもいろいろありますが、視覚障害を持つ方々にとって、ランニングはメジャーなスポーツです。
そして、それらの人々のランニングを、一般(晴眼者)の人は伴走という形で支えることができます。
今では一般の市民マラソン大会で、「視覚障害者」「伴走」と書かれたビブスを着用して走っているペアの方々を見かけることも多いと思います。
私もこの10年ほど、伴走者として練習や大会で走ってきました。
そのことで様々な人たちと出会うことが出来ましたし、またランニング生活を豊かにしてくれました。
もちろんランニングを続けることに対して、大きなモチベーションにもなっています。
そんな伴走ボランティアの世界について、少し案内してみたいと思います。
伴走することは難しいか?
とはいえ、伴走するのって難しいんじゃないの?と思われる方は多いと思います。
いえいえ、難しくはないです。
もちろん、視覚障害者のランニングレベルによりますが、市民ランナーとしてランニングを楽しんでいるような方々の伴走なら、そんなに難しいものではありません。
基本は、二人三脚で走ること。それで無駄な負担なく走れます。
視覚障害の方々は、見えない不安からストライドが狭い方が多いので、最初は合わせるのが難しいですが、だんだん慣れてきます。
また二人三脚も絶対的なものではなく、そんなに合わせないでもいいよと言ってくれる方もいます。
そして路面や曲がり角など状況を正確に伝えて、不安なく走れるようにすること。
これも普通に気を配れば役目は果たせるものなので、難しいものではありません。
絶対に気を付けないといけないのは、転倒したりつまずいたりといった危険を回避して安全に走ってもらうことですね。
これだけは初心者の時からでも、必ず肝に銘じておく必要があります。
とはいえ、とにかくすぐに慣れてくるものですから、恐れる必要はありません。
いろいろなことに気を使わないといけないので、伴走する視覚障害者の方に比べて、大幅に走力のレベルが上でないといけないと思うかもしれませんが、それも誤解です。
個人的な経験上、1割程度、走力が上回れば十分伴走はできます。
本当の競技者レベルの場合は違うかもしれませんが、視覚障害者のランナーは、楽しんで走っている人たちが多いので、そんなに高いレベルが求められているわけでもありません。
どうすれば伴走する機会が見つかるか?
とはいえ、知り合いに視覚障害のランナーなんていないし、、という方。
探す方法はいろいろあります。
私の場合は、とある視覚障害者マラソン大会で、伴走者を募集していたのに応募したのがきっかけでした。
ネットで探して見つけたものでした。
とはいえ、そういう大会はあまりないか。。
メジャーなのは、視覚障害者・伴走者のランニングクラブの練習会に参加することです。
これは全国各地、いろいろあると思います。
また、それなりの規模のクラブは、ネット上で伴走者を募集しています。
関西圏でメジャーなクラブは、以下のところです。
とにかく最近はネットでいろいろな情報が探せると思うので、「伴走」で検索してみるのがいいかもしれませんね。
まとめ
ということで、伴走の世界について簡単に説明してみました。
伴走=ボランティアということで、ちょっと硬い・高尚な(?)世界を想像する方もいるかもしれませんが、私の経験上では、周りの伴走者も含めて「ボランティア」を意識している人はいません。
普通のランニング仲間と走っているのと変わらないです。
というように、あまり意気込んで考える必要はないと思いますので、まずは気軽に参加することを考えてみればよいかと思います。世界が変わるかもしれませんよ。。
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