オンライン英会話が世に出始めてから既に10年近くがたったでしょうか。
今ではすっかり実践的な英会話スキル向上の手段として定着していますね。
私も4~5年前に1年ほど利用していましたが、始めたときは本当に革命的なビジネスだと思いました。
それまでの英会話学校と比較すると、本当にコストが比較にならないくらい違うからです。
英会話学校だと、数人の集団レッスンで1時間当たりのレッスン料は数千円といったところでしょうか。
それがオンライン英会話だと毎日25分マンツーマンで月額6,000円程度。
自分が話す時間あたりのコストでいえば、一桁以上違うでしょう。
これでいまだに旧来の英会話学校が残っているというのが不思議なくらいです。
まあ相当減ってはいるのでしょうが。
しかし一方でオンライン英会話スクールも、その業界内での競争は相当激しいようです。
一時期、雨後の筍のように乱立していたオンライン英会話スクールも淘汰されてきているようです。
うわさによると、現在の状況はレアジョブとDMM英会話の2強体制になりつつあるとか。
私がかつて在籍していた「ぐんぐん英会話」はどうなってしまったのでしょう?
そこで、ぐんぐん英会話の現状から、オンライン英会話の現在の状況を考えてみました。
ぐんぐん英会話はまだ健在だった!かな?
ぐんぐん英会話のサイトに行ってみます。

まだ健在でした。とはいえ。。
New Teacherがずいぶん少なそうです。
Facebookがほとんど更新されていない。。
まだ退会しているわけではなく、休会状態なのでログインしてみます。
以前登録したお気に入り講師の各講師詳細ページを見ようとすると、、、
。。。見れません。
もうほとんど辞めちゃっているみたいです。
まあ4~5年もたてば仕方ないか。そういう業界だし。
しかしレッスン予約をみても、講師の数が激減しているような。
在籍講師数は1,000名近くと表示されていますが、かつて在籍して辞めた講師もカウントされているんでしょうね。
これではちょっと(かなり?)心配な状態です。
かつての母校(?)なので応援はしたい気はするのですが。
他の業界と同様に体力勝負になってきているのか
かつては小規模のスクールが乱立したところから見て、小資本でも始められるビジネスだったのでしょう。
講師と運営母体は、ほぼフィリピンに集中していましたし、一定の質の講師を集めるのもそう難しくはなかったのかもしれません。
しかしビジネスとして有望なことが明白になってくると、お決まりの大資本がやってきます。
その代表がDMM英会話だったのでしょう。
ぐんぐん英会話はもともと1日25分のレッスンが2回受けられるという月6,000円の激安プランが人気の元でしたが、そのコスト構造を維持できなくなってきて、途中から同額のプランが1日15分×2レッスンになりました。
ちょうどそのころ、DMM英会話が乗り込んできます。
かつてのぐんぐん英会話ほど激安というわけではないですが、フィリピン以外の国の講師も抱えるなど、講師数の確保という点では投資規模が効いていたのでしょう。
ほぼ同じビジネスモデル・サービスですから、少しでもサービスの質が高いところに利用者は流れていくのは必然でしょう。
うーん、ビジネスの世界は厳しいですね。
というところから、ぐんぐん英会話だけではないと思いますが、中小規模のスクールは追い詰められていったのでしょう。
オンライン英会話スクールの今後は?
日本でのオンライン英会話の利用はだいたい上限に近づいてきているのではないでしょうか。
まだいくらかは伸びる余地はあるでしょうが、これまでのように爆発的な市場の伸びは期待できないでしょう。
ということからして、これ以上大資本の参入も考えにくい気がします。
現在、経営が苦しい中小規模のスクールは、今後淘汰される可能性が高いとは思いますが、2~3社とかそこまで寡占状態にはならないでしょう。
しかしやはり現在、知名度および受講者数で優位な立場にあるレアジョブとDMM英会話が、当面は業界をリードしていく体制となるでしょう。
レッスン内容やサービスに特別こだわりのある方以外は、この2校を中心に選ぶのが妥当かと思います。
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