2022年箱根駅伝に圧勝した青山学院大学の区間配置について考えてみる

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出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイトhttps://www.hakone-ekiden.jp

第98回東京箱根間往復大学駅伝競走大会(2022年箱根駅伝)は、青山学院大学の記録的な圧勝に終わりました。

前回2021年大会では往路でブレーキが続き、往路12位と大きく出遅れ、復路で盛り返したものの総合4位に終わった青山学院大ですが、1年を経て見事王者に返り咲きました。

今回はほぼどの区間も失敗がなく、ピタリとハマった区間配置だったと言えると思います。ここのところ今ひとつ結果につながらなかった原晋監督の区間配置ですが、今回は絶賛の嵐だったようです。

ちょっとおもしろいので、今回のこの区間配置について大会後に出てきた情報も合わせて検証してみました。

どのように区間配置が決められていったのか?

まずは2区近藤・5区若林・6区髙橋

まず初めに決まったのは、エース区間2区に今年の主役近藤を配置することと、山区間の配置でしょう。

今年のエースは文句なく近藤ですし、全日本大学駅伝でも駒澤大の大エース田澤と渡り合ったことから2区は早々に近藤に決められていたと思います。また6区の髙橋も前回の実績からすんなりと決まったことでしょう。問題は5区ですが、結果から見ればこちらも早々に若林に決まっていたのではないかと思います。練習では圧倒的に上りに強いようですし、出雲・全日本では失敗続きでしたがそれも無視できるほど自信を持って配置されたようです。

三本柱の残り二人、岸本と佐藤

問題はエース級の二人、岸本と佐藤一世です。事前に故障・不調説が流れていましたが、実際に岸本は全日本後、3週間もノーラン状態で、佐藤も箱根10日前に38度の発熱を起こしていたそうです。結果として走れる状態にまで回復したようですが、これまでの実績で往路を走らせるのはリスクがあるということで復路に回すことにされたと思います。また、もし往路で出遅れた場合、無理をすればゲームチェンジャーの可能性も残せるという意味で、復路平地区間の前半の7区・8区にこの二人の実力者を配置したのではと思います。

志貴・太田と中村・中倉

今回、絶好調だったと思われる志貴・太田・中村唯翔・中倉の4人。ただ、実績から考えると中村・中倉が往路で、志貴・太田の方を復路に回す方が順当のような気がします。実際、1区には中倉を推す声が結構あったと思います。これが覆ったのは、、、想像ですが、1区・3区は混戦の中、競り合うことが想定される一方、9区・10区はほぼ単独走になるという違いでしょうか。。おそらく、中村・中倉のほうが単独でのペースキープに長けているという判断があったのでは??更に、本当に最終10区で最後の競り合いで勝負が決まる可能性も考えて、スピードでは青学一と言われる中倉をアンカーに持ってきたのでは?とも思います。もちろん1区は、2区・5区に並ぶ最重要区間です。しかし今回1区はそれほどハイページにはならないという読みで、混戦になれば志貴なら着実に繋げられるという自信があったのでしょう。中央大の吉居が超ハイペースで飛び出したのは意外でしたが、結果的にライバル校が吉居を追わなかったことで見事想定通りのレース運びができました。

キャプテン飯田

さて、残ったのはキャプテン飯田です。これは3区・5区が一年生ということで、バランスを取る意味でもその間にキャプテンを置いたということが考えられます。実際どれほど意味があるかわかりませんが、配置を決める立場からすると、なんとなくそのようなバランスを考えたくなるのではないでしょうか。

出走から漏れたメンバー

特に宮坂・西久保は残念でしたね。。岸本・佐藤の状況次第では、そのまま出走していた可能性もかなりあったのではないかと思います。原監督いわく、16人全員が好調ということでしたので、出走して十分区間賞争いができる状態であったかと思います。田中も残念です。世田谷ハーフマラソンで中倉・駒澤大唐澤に勝って優勝したのに。。おそらく安定感が今ひとつなのかな??残りの湯原・関口・横田も残念でした。。

当日変更についての考え

一方、今回当日変更で4人のメンバーが変更になりました。これについても。。

1区は志貴に決めていたとはいえ、他校にハイペース展開にしてほしくないという考えがあったかと思います。そのため、岸本・佐藤を配置する可能性を見せておいたのでは。。

飯田が当日変更になったのは、5区のリザーブ対策でしょう。若林にもしアクシデントがあれば代われるのは飯田しかいないでしょうから。

岸本・佐藤が当日変更に回ったのはギリギリまで状態を見極めるということと、前述の1区対策かと思います。

まとめ

こうやって考えると、かなり綿密に考えられた区間配置だったのかと思います。さすが原監督!

しかしまさかここまでうまくハマるとは思ってなかったのでは??と思うほど見事な結果でしたね。

箱根駅伝
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