出典:https://www.mizuno.jp/track_field/hangeki/
ミズノの公式サイトで「ミズノ陸上、本気の反撃」と銘打ったページが公開されています。
噂の白いシューズのプロモーション用のもののようです。
今やマラソン・長距離走用のランニングシューズはナイキの厚底シューズ、ヴェイパーフライ・アルファフライ一色で、アシックス・アディダスといったライバルメーカーがようやく似たような厚底シューズに手を付け始めたところです。

そんな中、今年の箱根駅伝で唯一、ヴェイパーフライ以外で区間賞(10区)をとった創価大の島津選手が履いていたのが、ミズノのプロトタイプのシューズです。
このプロモーションページは、シューズを履いた大学の選手へのインタビューがメインで、まだ製品そのものについて公表している部分はほとんどないですが、どんなものなのでしょうか?
厚底ではない
製品のスペックなどは開示されていませんが、製品化されるシューズ(のプロトタイプのもの?)の画像は貼られています。
これから見ると、ミッドソールはヴェイパーフライほどの厚さはないようです。
見た感じ、普通ですね。
これまでの国産の競技用シューズの主流のものに比べると、そこそこの厚さはあるようですが、まあターサークラスといったところでしょうか。
これからするとやはりミズノは厚底とは違った路線をとるようです。「本気の反撃」とは、厚底に対する挑戦を意味しているように思えます。
新素材ミッドソールと独自プレートがウリ
ではこのシューズの売りは何なのでしょうか?
プロモーションページには「新素材ミッドソール x 独自プレート」の文字があるだけです。
ポイントはこの2つに集約されるのでしょうが、ミッドソールはともかく、やはりプレートになにかアイデアがあるのでしょうね。。いや、あることを期待したいです。
ラインアップ
プロモーションページでは、「LINE UP」と銘打って複数のタイプのシューズが登場することを予感させています。
これだけだとどんなものなのか分かりませんが、トップレベルの競技者用から廉価版まで幅広く商品化してくるのではないかと思います。
特徴は「反発性」
創価大の島津選手も含めて5人の競技者のインタビューが掲載されています。
インタビューでは製品(のプロトタイプ?)に対する感想が語られていますが、一様に「反発性」について言及されています。
従来の薄底シューズとはそこが大きな違いなのでしょうね。
ヴェイパーフライも反発性に特徴があると語られることが多いですが、実際は反発性というよりも、ゆりかごとかシーソーで例えられる転がり効果を狙ったというのが本当のところでしょう。
それからすると、このミズノの新シューズは最近の厚底シューズは全く性格が異なるものなのでしょう。
厚底一色になってしまったマラソンシューズ業界に、「反撃」を加えられるか?
期待したいですね。
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